自然・生き物浦見川
うらみがわ
水月湖と久々子湖をつなぐ三方五湖最大規模の人工水路。約350年前の寛文2年(1662年)の大地震による水害をきっかけに、長雨で湖畔の田畑が水浸しになる問題を解消するるためにつられた。開削工事の総奉行として指揮をとったのは小浜藩の郡奉行、行方久兵衛。浦見川を船で下ると見える右岸岸壁の中央下方に約2mの四角いマス形の跡は、難工事が完成したときにこれを記念して奉行の名などをここに彫り付けさせようとしたした名ごりといわれる。現在では、地域の人々のくらしを守るとともに、遊覧船やカヤックに乗って景観を楽しむ観光地になっている。
参考:ふくい歴史百景 浦見川